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いつか どこかで

わたくし的な風景のコレクション

                    やまのこ 



                   ご訪問くださり、ありがとうございます。





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                SIGMA DP2x   24.2mm F2.8      2011/11/24撮影 








12月3日(土曜日)、昨日の事ですが、

「やまのこ」

と、呼ばれる、子供の神事がありました。

「やまのこ」、と呼ぶのですが、「山の子」、「山の講」とも書くようで、

事実は、良く解らないのです。

その神事の宿が、今年は、私の家でした。

「やまのこ」の、親方は、中学2年生です。

今年は、私の三男が、親方なのです。

まず、ひと月前から、自治会とは別の「組」と呼ばれる地域の農家の組織を廻って、寄付を集めます。

私の子供の頃は、大八車で廻って、藁を集めました。

集めた藁を、畳屋さんに売って、現金にしました。

それは、すべて、子供達の仕事です。

その寄付金で、お菓子、おもちゃ、くじ、等を、親同伴で購入します。

当日、昨日ですが、子供達は私の家に集まります。

子供の対象は、幼稚園から中学2年生までの、男子です。

「やまのこ」の神様は、女性の為、女人禁制なのです。

子供の頃は、その意味が解りませんでした。

その神様に、お供え物をするために、新調した注連縄を携えて、

子供達は、私の家から、「やまのこ」の神様の御神体まで、歩いていくのですが、

その時に、大声で歌を歌いながら、歩いて行くのです。

その歌を、ここに記します。

女性には、ちょっと、、、、ですが、あくまで神事ですので。


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

やまのこ

さんせんぼ

や~や~えんやら~え~い~え~い

やまのこのカミソリは

よ~切れる カミソリで

だいこん切って 菜切って

お馬のちんぼ 立ち割った~


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


、、、、あくまで、神事ですので(^^)

この歌を、繰り返し、繰り返し歌いながら、町中を歩いて、御神体の所に行くのです。

私の子供の頃は、歌声が小さいと、もっと大きな声で歌えと、親方から叱られながらの行進でした。

神様にお参りして、私の家に帰って、それからは夕飯です。

当家は、五目御飯とけんちん汁を用意しておきます。

配膳は、子供らにやらせます。

五目御飯は山盛りで、割り箸でTの字を造って、ご飯に突きさします。

何の意味かは、よく解りません。

いただきます、の前に、あの神聖な歌を歌って、頂きます。

ご飯の後は、くじを引いたり、ゲームをしたりと、

普通の子供らの遊びで、12時まで過ごします。

すべて、子供達だけの世界です。

小さい子、幼稚園とか低学年は、親方が早めに家まで送り届けます。

12時になったら、古い注連縄とかゴミなどを持って、親同伴で川まで行って、燃やします。

それで、解散、という行事です。

私の子供の頃は、親方は当家でお泊りでした。

朝まで、トランプやら、なんやら、こそっと酒なんか飲んだりして(^^)、過ごしました。

私も、非常に楽しみにしていた想い出があります。

以上が、「やまのこ」 です。

「やまのこ」は、里人が、山の神に、ささやかな御馳走を食して貰って、

五穀豊穣を願うという神事、という事なのでしょう。

秋の終わりを告げる、「やまのこ」を、紹介さしていただきました。




今日の記事は、別の記事を予定していたのですが、

そういえば、今日はうちで「やまのこ」じゃないかと、思い、

急遽、記事を書きました。

写真は、「やまのこ」とは全然関係ありませんが、雰囲気だけで、UPしました。

この写真は、自宅近くの堤防に咲く桜の木です。

この日の朝、霧が深くて、出勤途中に見かけて、あわてて、撮りました。

「冬の桜」という題で、記事にしようと予定していたのですが、

今回、「やまのこ」のイメージとして、UPします。







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コメント

No title

おはようございます。♪
その土地によっていろいろな神事や祭りや伝統がありますが、「やまのこ」という行事は始めて知りました。
こういうこと、毎年繰り返して年長から年下へと伝えていく、大事なことですね。いつまでも続けられていくでしょう。子どもの行事を大人が見守って補佐し、伝統を受け継いでいくのは喜ばしいことですね。
ご紹介、ありがとうございました。

ひつじ草 #8XI6uqNM | URL | 2011/12/04 08:53 * edit *

No title

ひつじ雲さんと同じく、同じ日本でありながら、土地によっていろいろな風習があるものだと、とても興味深く記事を拝見しました。
わたしの実家は埼玉で、両親の実家も、今のわたしの住まいも東京で、田舎の伝統行事や神事などの経験もないし、地域の自治会とか組とか、そういった隣人とのつながりも希薄でした。
特別な宗教をわたしは持っていませんが、現代人が忘れてしまった信仰心や自然や神(?)に対する感謝の気持ちをそういった伝統のなかで表したり、人との繋がりを自然に行っていることってある意味とても大事だなぁと記事を読んで思いました。
霧の中に青く浮かぶ桜のお写真、とてもきれです。

tama☆彡 #oMjkrawA | URL | 2011/12/04 11:44 * edit *

No title

こんにちは♪

神事の祭り 最近見なくなりました
伝え継がれていく伝統 が消えないよう願っています
「やまのこ」 子供の行事 いつまでも伝統が続きますように。
貴重なお話をありがとうございました。

tomatoの夢 #- | URL | 2011/12/04 12:17 * edit *

No title

初めて知りました「やまのこ」・・・
そういう神事がある土地に住んだことが無いので、ちょっとびっくりしながら読ませてもらいました。
子供だけというのも面白いです。
最近は町(土地)の神様とかも意識的に薄くなってきているように思います。
大切に残っていって欲しい伝統ですね。

サラーム #- | URL | 2011/12/04 14:51 * edit *

こんにちわ

とても不思議な神事ですね
子供達が執り行い大人が手助けをするのですね。
今このような神事少なくなっているのでしょうね~
大切に伝えていって欲しいものです。

Coucouのいくこ #- | URL | 2011/12/04 16:16 * edit *

ひつじ草様

こんばんは。
「やまのこ」は、神事としては形骸化していますが、
仰るとうり、子供達の縦の繋がり、それを見守る大人、
この関係は、いつまでも、いつまでも、
そう願います。

om4ti #- | URL | 2011/12/04 19:37 * edit *

tama☆彡 様

こんばんは。
子供達には、伝統も信仰心も何も無いでしょうが、(私も怪しいですが)、
人と人とが繋がって何かをすることが、大事なのでしょうね。
私の中にも、「やまのこ」で培われた、何かが芽生えています。

om4ti #- | URL | 2011/12/04 19:50 * edit *

tomatoの夢 様

こんばんは。
貴重な話では無いのですが(^^)
岐阜の中濃地域に多く行われるこの「やまのこ」を、
皆さんに知ってもらい、何かしら感じてもらったらと、
急に記事にしようと思いつきました。
私もこの伝統が長く続くようにと願っています。

om4ti #- | URL | 2011/12/04 20:17 * edit *

サラーム様

こんばんは。
いかにも土着的な神事ですが、
子供が主体というのが面白いでしょ。
人と地域と神さま、この三位一体は、
インターネットの世界にも負けないと思います。

om4ti #- | URL | 2011/12/04 20:28 * edit *

No title

「やまのこ」は、初めて聞きました。
とても、興味深い行事ですね。
そして、なぜその歌詞になったのか・・・かなり、気になります^^

枝だけになった桜木、霧と相まってとても神秘的な雰囲気ですね。

デリボウ #0cHguhQ2 | URL | 2011/12/04 20:29 * edit *

Coucouのいくこ 様

こんばんは。
神事ですが、子供達にとっては、ちょっと大人の世界を垣間見る、
そんな行事でもあるんですね。
上の者が、下の者を、指導し、助けていく、
それを、伝統の中から、自然に身についていくと思います

om4ti #- | URL | 2011/12/04 20:44 * edit *

デリボウ様

こんばんは。
歌詞は、公共放送では放送禁止ですねえ。
馬が可哀そうだ(^^)
でも、土着的なパワーみたいなのは感じて、
日本人の本来の姿を表す歌、
みたいに思います。

om4ti #- | URL | 2011/12/04 20:49 * edit *

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